たいせいとは

本格板前スタイルの回転寿司屋をめざして

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創業は昭和47年(1972)2月。当時、創業者が掲げた経営理念は『三者一体是共歓之道』(さんしゃいったいこれきょうかんのみち)というもの。これは、「お客さまの立場で物事を考えることで、お客さまと従業員、会社の3者が一体となる歓びの道をつくることができる」という意味を持っています。もちろん今もその理念を受け継ぎ、食文化を通じて、お客さまの生活の豊かさに少しでも貢献できればと思っています。

近年、外食業界は、「おいしくて当たり前」、「安全・安心・衛生は当たり前」と、求められるレベルが高くなってきています。そこでたいせいでは、いかにして商品にそれらの付加価値を付けていくかを最大のテーマに、「より良い食材選び」と「従業員へのサービス指導」を行っています。

商品へのこだわりは、当たり前のおいしさに本格板前寿司を合体。厳選素材をネタに使うのはもちろん、そこに約40年受け継がれてきた職人の知識をトッピングしています。例えばダシづくりからこだわり、オーダーされてから焼きあげる「自家製厚焼き玉子」は、「お寿司屋の最高スイーツ」と好評。わざわざ厚焼き玉子を食べに、ご来店されるお客さまもいらっしゃいます。また「ふっくら柔らか」と大評判の「煮穴子」は、自家製レシピで味付け。現在じわじわとファンが増えています。

「おいしいものに、本格エッセンスを添えてご提供する板前回転寿司」であること。これが、たいせいの基本方針です。

基本マニュアル+個性を生かした接客スタイル

たいせいでは、接客指導も重視しています。基本のマニュアルはもちろん、個人個人の特徴を活かした接客が最大の持ち味です。

ときにはお客さまからお叱りをいただくこともあります。しかしその声を真摯に受け止めながら、お客さまとの関わりも大切にしています。たとえばある職人。鉄火巻きのオーダーを忘れてしてしまい、店内の空気はピリピリに。そこで催促された鉄火巻きを「ハート型」にアレンジし、「愛情を込めていたため遅れました」と丁寧にお詫びしたところ、お客さまも機嫌を直され、まわりも和やかな空気に変わりました。

さらに、地域密着型でもあるたいせいは、常連のお客さまが「いつものやつね!」と注文できる回転寿司でもあります。

また駅近ですが、店舗が狭いのもたいせいの特徴のひとつ。混雑時には外でお待ちいただくなど、ご不便をかけることもあります。そのかわり店内では、「鮮を握る、活きを握る、粋な板前」職人が「一皿入魂」でお出迎え。そして、笑顔いっぱいの女性従業員がご案内します。

廻っていない商品や食べたい商品は、どうぞご注文ください。お気軽にお味噌汁をお申し付けください。張り切ってご対応させていただきます!

たいせいでは、このように「小さいけれど心のこもったサービス」を、基本方針に掲げています。

安全で安心できる旬の食材にこだわる

仕入れの食材選びは、取引業者から毎日取り寄せる「獲れたて鮮魚情報」を見るところからスタート。そこから長年の目利きと経験を生かし、この時期一番おいしい産地の魚介類を発注しています。そのため、同じ魚でも「脂ののり・うまみ・鮮度」には自信があります!

更に、「これはうまい!」という食材に関しては指定契約を結び、「会社のおすすめ」と位置付けてお客さまにご提供。そのときにしか味わえない旬のおいしさを、お楽しみいただけます。

そして一番気を付けているのは、何といっても「食の安全」です。たいせいの取り組みを取引業者にも理解していただき、「安全で安心できる新鮮な食材」を毎日仕入れています。

基本ルールをお客さまの目線に立ったサービスに変える

たいせいでは、販売商品に関する店長の裁量は大きいです。店長の裁量次第で、白身の種類が倍増したり、ネタのボリュームがアップしたり…。会社が定める基準を満たし、かつ会社が許可をすれば小回り良く動く事ができます。

とある店長は一押しネタの「ビントロ」レシピを、会社基準の35%増量でお客さまにアピール。指定食材以外の仕入れに関しては、店長と取引業者の間で打合せを重ねて選定しているケースもあります。なかにはアルバイトからの提案で、商品化されたアイデア商品やサイドメニューなども。そこが大手との違いです!パッケージングにこだわり過ぎず、常に店長を中心とした従業員のアイデアが、商品や店内に生かされています。

接客に関してもしかり。会社基準を満たせば、ほかのサービスなどは店長の自主性に任せるようにしています。そのため、椅子を引いてお客さまをご案内している店舗もあります。雨の日は「足元が悪いなか、ご来店ありがとうございます」と言葉を添えながら、タオルや傘袋を渡すルールにしている店舗もあります。

このように基本ルールに縛られず、お客さまのニーズに合ったサービスに変える事ができるのも、たいせいの強みです。